2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

写真論2 第7回

遺影写真:痕跡と記憶 肖像の〈遺影化〉の儀礼 観者が像主に愛情、尊敬などの感情を抱いていることを表明していること→肖像の〈遺影化〉の儀礼 明治天皇の肖像写真=「御真影」 写真の「物神化」(フェティッシュ化) 多木浩二『天皇の肖像 (岩波現代文庫)』…

芸術学概論(1) 第15回 

講義 ジャズのモダニズム:アヴァンギャルドからポストモダンへ エレクトリック・ジャズ(クロスオーヴァー/フュージョン) マイルス・デイヴィス《ジンバブエ》, 『アガルタ』 Miles Davis Live Electric and Brutal @ Berlin 1973 - YouTube ウェザー・リ…

芸術学特論(1) 第15回

講義 広告という視覚文化 広告=受容者の未来の行動を指示するイメージ 「広告の目的は、見る者の現実の生活に対して最大限の不満を抱かせようとするものである。その社会の生活様式への不満ではなく、自分自身の生活への不満である。この商品を買えばあなた…

写真論2 第6回

講義 遺影写真:痕跡と記憶 遺影写真の三条件 肖像であること→イメージの再現的機能 像主が既に死去していること→指示対象の不在 観者が像主に愛情、尊敬などの感情を抱いていることを表明していること→肖像の〈遺影化〉の儀礼 明治天皇の肖像写真=「御真影…

芸術学概論(1) 第14回

音楽のモダニズム 「〔19世紀以来の近代資本主義の文化的表現〕では、制度や慣習がどうであれ、私は自分をこのように表現するという、近代的な主体の表現としての芸術が目指される。〔…〕それにあたって、〔…〕絵画は絵画に固有のランゲージ、音楽は音楽に固…

芸術学特論(1) 第14回

講義 広告という視覚文化 「欲求need」と「欲望desire」のちがい 「欲求は満足することができる。でも欲望は、決して満足しない。そして人間の活動は、そのほとんどがこうした「満たされない欲望」のうえに成立している。僕たちは自分の抱えた欲望を、そのつ…

写真論2 第5回

講義 文化生産の変容:複製技術と作者 写真と録音=機械的複製技術 「技術的複製によってオリジナルは受容者のほうに歩み寄ることができるようになる――写真というかたちであれ、あるいはレコードというかたちであれ。大聖堂はその場所を離れ、芸術愛好家のア…

芸術学概論(1) 第13回

講義 近代における「芸術」概念 「〔19世紀以来の近代資本主義の文化的表現〕では、制度や慣習がどうであれ、私は自分をこのように表現するという、近代的な主体の表現としての芸術が目指される。〔…〕それにあたって、〔…〕絵画は絵画に固有のランゲージ、…

芸術学特論(1) 第13回

講義 ロラン・バルトと文化記号学 神話学:外示(デノテーション)と共示(コノテーション):もとはルイ・イェルムスレウの考え ロラン・バルト「映像の修辞学」『第三の意味―映像と演劇と音楽と』:パンザーニ社の広告の分析 二重の記号体系:「薔薇」とい…

写真論2 第4回

講義 複製技術論 複製技術としての写真 美術作品と複製 ヴァルター・ベンヤミン「複製技術時代の芸術作品」(『ベンヤミン「複製技術時代の芸術作品」精読 (岩波現代文庫)』などに所収) 芸術作品=「いま・ここ」の一回性→「アウラ(霊気)」の根源 機械的…

芸術学概論 第12回

補足:名所と風景 柄谷行人「風景の発見」(『定本 日本近代文学の起源 (岩波現代文庫)』) 王朝文化への憧れ | 承天閣美術館 | 臨済宗相国寺派 蔦の細道 - Wikipedia 講義 「芸術/アート」とはなにか? げい‐じゅつ【芸術】:『広辞苑』の定義 [後漢書孝…

芸術学特論(1) 第12回

講義 ソシュールと記号学 ランガージュ/ラング/パロール シニフィアン(記号表現=意味するもの)とシニフィエ(記号内容=意味されるもの) 言語記号の恣意性 恣意的記号と有契的記号の差→シンボル的記号vsアイコン的記号/インデックス的記号 世界を分節…


https://satow-morihiro.hatenablog.com/


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19年度前期芸術学A視覚文化論デザイン論特講1デザイン理論特講(大学院)/a> 講演、特別講義など

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