芸術学1
月曜日1講時@明窓館201
芸術・デザイン・マンガ学部基礎講義・演習科目
講義の目的
私たちは、日頃、雑誌やテレビ、インターネットなどで、さまざまな視覚的イメージに接触し、それらから情報を得ている。では、私たちはどのようにして、イメージから意味を読み取っているのだろう。本講義では、芸術――とくに視覚的なイメージ――について考えるための基礎的な理論――記号論、修辞学、図像学、社会史など――を扱う。視覚的イメージをコミュニケーションのためのメディアと考え、ヴィジュアル・リテラシー(視覚的な読み書き能力)について理解を深めることが、本講義の目指すところである。扱う対象は、絵画、写真、映画、マンガ、広告と多岐にわたるが、それらが「意味」をどのように作り上げているのか、私たちがどのようにそれらを「読んで」いるのか。そのメカニズムについて理解を深めていきたい。
講義の進め方
評価基準
出席30%、期末レポート70%
お薦め文献(概説)
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- ジョン・A・ウォーカー、サラ・チャップリン『ヴィジュアル・カルチャー入門―美術史を超えるための方法論』(精華情報館=701:W36)
- 島本浣、岸文和編『絵画のメディア学―アトリエからのメッセージ』(精華情報館=720.4:Sh38)
- ジョン・バージャー『イメージ Ways of Seeing―視覚とメディア (パルコ・ピクチャーバックス)』(精華情報館=704:B38)
*1:この講義は、昨年度までの「芸術学概論」に当たります。昨年度までに「芸術学概論」の単位を取得した人は履修できませんので、気を付けてください。