資料
- 西村清和「美的モダンの逆説」「アヴァンギャルド」『現代アートの哲学 (哲学教科書シリーズ)』9-14
- 松井みどり「現代美術のはじまり」『アート:“芸術”が終わった後の“アート” (カルチャー・スタディーズ)』28-34
講義後の補足
- 制作と理論について、「モダン」ということについてなどを導入として喋りました。ハードな授業内容に聞こえたかも知れませんが、まあ実際は、結構リラックスした感じでやっていこうと思っています(ハードな部分は、ハードに行きますが)。
- 講義中に触れた金悠美先生(http://mypage.odn.ne.jp/home/artichoke)の講義は、「現代美術概論」と「比較芸術論」です。シラバス(http://syll.kyoto-seika.ac.jp/syllabus/syllabus/search/ResultListKyoin.do?nendo=2006&staffnum=AKT234)を参照してください。
- 今日持っていった本で、シラバスに載せていないのは、以下です。
- トム・ウルフ『現代美術コテンパン (晶文社セレクション)』
- Foster, Krauss, Bois, Buchloh, eds., Art Since 1900: Modernism, Antimodernism, Postmodernism
- この本については、『1900年以降の芸術--モダニズム、アンチモダニズム、ポストモダニズム』 - 蒼猴軒日録で紹介していますので参照してください。
- また、この本は、ほぼ1年ごとに1章が当てられているので、目次がそのまま20世紀美術年表として使えます。例えば、1900年の項は次の通りです。
- ジークムンド・フロイト、『夢解釈』を発表:精神分析の出現と時を同じくして、ウィーンでは、グスタフ・クリムト、エゴン・シーレ、オスカー・ココシュカらによる表現的な美術が勃興する(原文:Sigmund Freud publishes The Interpretation of Dreams: in Vienna, the rise of the expressive art of Gustav Klimt, Egon Schiele, and Oscar Kokoschka coincides with the emergence of psychoanalysis)。
- 良い資料となるので、来週に、配布します。簡潔で分かりやすい文なので、英語の訓練として、希望者を募って、毎週少しずつ訳して貰うというのもいいかな、と考えています。