講義概要:写真論

写真論
木曜日3講時@黎明館201
芸術学部専門講義科目

  • 履修年次:芸術学部2年次〜、および大学コンソーシアム京都単位互換履修生*1

講義の目的

前期の「写真史」の講義を承けて、本講義では、写真の理論的な側面に光を当てていきたい。写真独特の視覚とは何か、写真は芸術にどのような変化をもたらしたのか、写真は社会をどう変えたのか。そうしたさまざまな疑問を受講生とともに考えていきたい。

講義の進め方

  1. イントロダクション:写真と理論
  2. 写真の痕跡論
    1. 痕跡とインデックス
    2. 痕跡的イメージの系譜
    3. 「それは=かつて=あった」
    4. 記憶と記録
    5. 遺影写真の条件
  3. 複製技術としての写真
    1. 礼拝価値/展示価値とアウラ
    2. 複製技術と近代社会
  4. 写真と報告的機能
    1. 機械の眼の証言能力
    2. 科学と写真
    3. 社会的ドキュメンタリー
  5. 写真と路上
    1. 「決定的瞬間」
    2. 写真と視覚的無意識
    3. セレンディピティ:発見者としての写真家

評価基準

出席30%、期末レポート70%

テキスト

ジル・モラ『写真のキーワード―技術・表現・歴史

*1:この講義は、大学コンソーシアム京都単位互換科目ですので、コンソーシアムに参加している大学/短期大学(http://www.consortium.or.jp/link/01.html)の学生であれば、単位互換制度(http://www.consortium.or.jp/student/tan-i/index.html)を利用して履修できます。ただし人数制限があるので、確認してください。


https://satow-morihiro.hatenablog.com/


はてなダイアリーのサービス終了のため、講義情報ページをはてなブログに移行しました。以前の記事にアクセスすると、ここに自動的にリダイレクトされるようにしています。

19年度前期芸術学A視覚文化論デザイン論特講1デザイン理論特講(大学院)/a> 講演、特別講義など

前学期までの講義情報総合情報シラバス