聴覚文化コーナー:モダン・ジャズはどのように「モダン」なのか
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- スウィング・ジャズとプレ=モダン
- 音楽におけるモダニズム:シェーンベルクと十二音技法
- 「革命」としてのビ・バップ:集中的聴取の問題
- 「モダン・ジャズ」が排除したもの:唄、ダンス、笑い
- ジャズのポストモダン?:ポスト・フリーとグルーヴ
- 菊池、大谷『東京大学のアルバート・アイラー―東大ジャズ講義録・歴史編』
- 岡田暁生『西洋音楽史―「クラシック」の黄昏 (中公新書)』
- 渡辺裕『聴衆の誕生 ポスト・モダン時代の音楽文化』
- ヴィデオ『ビ・バップ』
- シェーンベルク作曲《ピアノ協奏曲op.42》
- プリザベーション・ホール・オーケストラ《ザッツ・ア・プレンティ》, Songs of New Orleans (Dig)
- ベニー・グッドマン《サヴォイでストンプ》, Best of
- ディジー・ガレスピー、チャーリー・クリスチャン他《サヴォイでストンプ》, After Hours
- チャーリー・パーカー《コンファメーション》, Confirmation: Best of
- アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ《モーニン》, 『サンジェルマンのジャズ・メッセンジャーズ』
- ジョン・コルトレーン《ジャイアント・ステップス》, 『ジャイアント・ステップス』
- エリック・ドルフィー《ハット・アンド・ビアード》, 『アウト・トゥ・ランチ』
- オーネット・コールマン《フリー・ジャズ》, 『フリー・ジャズ(+1)(完全生産限定盤)』
- デレク・ベイリー《インプロヴィゼーション21》, 『デュオ&トリオ・インプロヴィゼイション(紙ジャケット仕様)』
- マイルス・デイヴィス《レイテッドX》, 『ゲット・アップ・ウィズ・イット』
- 大友良英《ジャイアントロボ》, 『山下毅雄を斬る』
- メイシオ・パーカー《パス・ザ・ピーズ》, Life on Planet Groove
流用とブリコラージュ
- 複製技術と「流用」
- 流用と著作権
- ブリコラージュについて
- 衣服の記号論
- 衣服の機能:実用的機能・美的機能・象徴的(記号的)機能
- 戦後イギリスのストリート・スタイル
- ブリコラージュ
- 間に合わせ、あり合わせの素材と道具を用いて新しいモノを作り出す器用仕事のこと。本来は、部族社会における活動を指すが、現代の資本主義社会において、既製の商品を使って新たな意味を作り出す作業のこともいう。
- ブリコラージュ
- 衣服の記号論
- ピョートル・ボガトゥイリョフ『衣裳のフォークロア』
- ディック・ヘブディジ『サブカルチャー―スタイルの意味するもの』
- クロード・レヴィ・ストロース『野生の思考』
- Ted Polhemus, ed., Streetstyle: From Sidewalk to Catwalk
- 『さらば青春の光 [DVD]』(映像資料)
痕跡と採集
- 路上と写真と蒐集
- アンリ・カルティエ=ブレッソンの決定的瞬間
- 「私にとって写真とは、1秒の何分の1かの時間で、出来事の意味を認識し、それと同時にその出来事を表現するのに最も適した構図を見つけることである」(アンリ・カルティエ=ブレッソン)
- 映画:『http://www.longride.jp/hcb/』について
- 写真における「瞬間」という概念とブレ=ボケ
- E・マイブリッジの連続写真
- 「視覚的無意識」
- 「カメラに語りかける自然は、肉眼に語りかける自然とは当然異なる。異なるのはとりわけ次の点においてである。人間によって意識を織りこまれた空間の代わりに、無意識が織りこまれた空間が立ち現れるのである。たとえば人の歩き方について、大ざっぱにではあれ説明することは、一応誰にでもできる。しかし〈足を踏み出す〉ときの何分の一秒かにおける姿勢となると、誰もまったく知らないにちがいない。写真はスローモーションや拡大といった補助手段を使って、それを解明してくれる。こうした写真における無意識なものは、写真によってはじめて知られる。それは衝動における無意識的なものが、精神分析によってはじめて知られるのと同様である」(W・ベンヤミン「写真小史」、1931、『図説 写真小史 (ちくま学芸文庫)』)
- アンリ・カルティエ=ブレッソンの決定的瞬間
- 路上と写真と蒐集
- 視覚的無意識と精神分析における無意識
- モレッリ法とフロイト
- 痕跡の採集者としての探偵
- シャーロック・ホームズの推理法
- 「細部を見抜く桁外れの才能」を持つホームズ
- ワトソンがホームズの推理に驚くのは、「僕の思考の流れを追い切れないか、大きな推論のもとになる小さな事実を観察し落としている」
- T・A&J・ユミカー・シービオク『シャーロック・ホームズの記号論―C.S.パースとホームズの比較研究 (同時代ライブラリー (209))』
- シャーロック・ホームズの推理法
- セレンディピティ=ちょっとした徴候から推論して解答に至ること
- 写真家と狩人
- 推論的パラダイム
- 推論=アブダクション
- 「化石が発見される。それは例えば魚の化石のようなもので、しかも陸地のずっと内側で見つかったとしよう。この現象を説明するために、われわれはこの一帯の陸地はかつては海であったにちがいないと考える。これも一つの仮説である(C・S・パース)」
- 視覚的無意識と精神分析における無意識
- 考現学と痕跡の採集
- 桑原甲子雄と路上の採集者:1930年代の東京