講義
- ロザリンド・クラウス「ポストモダンの彫刻――拡張された場における彫刻」(H・フォスター編『反美学―ポストモダンの諸相』)
- モダニズム/歴史主義批評への批判
- サイト=スペシフィック・アートといわれるようになるものの、論理的な立場を探究。
- 社会的、文化的状況との関係に着目
- 芸術実践における理論/論理の重要性
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- 近代以前の彫刻=記念物:表象と標づけの論理
- それは特殊な場所に位置し、象徴的な言語でその場所の意味や用益を語る
- モダニズムの彫刻:場所の喪失・故郷の喪失・場所の絶対的な欠如
- 近代以前の彫刻=記念物:表象と標づけの論理
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- 建築でもなければ、風景でもないもの
- 位置-構築:風景でもあり、建築でもあるもの
- マークされた場所:風景であり、風景でないもの
- 公理的構造:建築であり建築でないもの
- 建築でもなければ、風景でもないもの
- 参考文献
- 浅田彰「ポストモダン・アート」『ur』No.2, ペヨトル工房、1990
- 松井みどり『アート:“芸術”が終わった後の“アート” (カルチャー・スタディーズ)』
- 田辺秋守『ビフォア・セオリー―現代思想の“争点”』