講義概要:イメージ論(甲南大学文学部)

イメージ論

  • 火曜日5講時
  • 履修年次:文学部2年次〜

講義の目的

私たちは、日頃、雑誌やテレビ、インターネットなどで、さまざまな視覚的イメージに接触し、それらから情報を得ている。では、私たちはどのようにして、イメージから意味を読み取っているのだろう。本講義では、視覚的イメージをコミュニケーションのためのメディアと考え、ヴィジュアル・リテラシー(視覚的な読み書き能力)について理解を深めることを目標とする。扱う対象は、絵画、写真、映画、マンガ、ファッション、音楽と多岐にわたるが、それらが「意味」をどのように作り上げているのか、そのメカニズムについて理解を深めていきたい。 

講義の進め方

  1. イントロダクション:芸術と視覚文化
  2. ヴィジュアル・リテラシー
    1. 視覚的コミュニケーションの図式
    2. 交通信号の文法構造
  3. マンガ/映画の文法構造
    1. マンガの語り方
    2. マンガと視覚的記号
    3. コマ割りの修辞学
    4. 物語映画の文法
  4. イメージの記号論
    1. 言語と記号
    2. 視覚的記号の種類
    3. ピクトグラム記号論
  5. 絵を読むこと
    1. 物語と絵画
    2. 寓意画とイコノグラフィ
    3. イメージの修辞学:外示と共示
  6. イメージの生産・流通・消費
    1. 芸術の生産
    2. 複製技術と芸術
    3. 芸術の流通と消費
    4. コレクションと展示 

評価基準

出席30%、期末レポート70%


https://satow-morihiro.hatenablog.com/


はてなダイアリーのサービス終了のため、講義情報ページをはてなブログに移行しました。以前の記事にアクセスすると、ここに自動的にリダイレクトされるようにしています。

19年度前期芸術学A視覚文化論デザイン論特講1デザイン理論特講(大学院)/a> 講演、特別講義など

前学期までの講義情報総合情報シラバス