講義概要:芸術学1B

芸術学1B

講義の目的

サブタイトル「芸術とヴィジュアル・リテラシー
私たちは、日頃、雑誌やテレビ、インターネットなどで、さまざまな視覚的イメージに接触し、それらから情報を得ている。では、私たちはどのようにして、イメージから意味を読み取っているのだろう。本講義では、視覚的イメージをコミュニケーションのためのメディアと考え、ヴィジュアル・リテラシー(視覚的な読み書き能力)について理解を深めることを目標とする。扱う対象は、絵画、写真、映画、マンガと多岐にわたるが、それらが「意味」をどのように作り上げているのか、そのメカニズムについて理解を深めていきたい。

講義の進め方

  1. イントロダクション:芸術と文化
  2. ヴィジュアル・リテラシーとは?
  3. コミュニケーション・メディアとしての視覚的イメージ-- 交通信号の文法構造
  4. マンガのヴィジュアル・リテラシー
  5. マンガにおけるコマ割りの修辞学
  6. 物語映画の文法--ショットとシーン
  7. 初期映画における「驚き」の美学
  8. イメージの記号論--言語とイメージ
  9. ピクトグラム記号論
  10. 絵を「読む」-- 物語と絵画
  11. 寓意画とイコノグラフィ
  12. 絵画と視線
  13. 美術とジェンダー:「他者」への視線
  14. マネ《オランピア》のまなざし
  15. まとめ

評価基準

出席30%、期末試験70%

注意

本クラスは、芸術学部デザイン学部の学生のみ履修登録可能。マンガ学部の学生は、「芸術学1A」を、人文学部の学生は「芸術学概論」を履修登録すること。

お薦め文献(概説)


https://satow-morihiro.hatenablog.com/


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19年度前期芸術学A視覚文化論デザイン論特講1デザイン理論特講(大学院)/a> 講演、特別講義など

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