講義概要:写真論

  • 写真論
    • 木曜日3講時
  • 履修年次:芸術/デザイン/マンガ/人文学部3年次〜、および大学コンソーシアム京都単位互換履修生*1

講義の目的

  • 写真を撮ること/見ることを考え直す
    • 本講義では、写真の理論的な側面に光を当てていく。写真独特の視覚とは何か、写真は芸術にどのような変化をもたらしたのか、写真は社会をどう変えたのか。そうしたさまざまな疑問を受講生とともに考えていきたい。記号論から見た写真の存在論、複製芸術論、写真行為論、ヴァナキュラー写真論など、幅広いアプローチから「写真」というものを再考していきたい。

講義の進め方

  1. イントロダクション--写真と理論
  2. 写真の痕跡論--記号論からのアプローチ
  3. 痕跡的イメージの系譜
  4. ロラン・バルトと「それは=かつて=あった」
  5. 遺影写真を考える
  6. 複製技術としての写真--礼拝価値/展示価値とアウラ
  7. 写真の記号論--言語/絵画/写真
  8. 神話学:写真の意味作用
  9. 写真と報告的機能--機械の眼の証言能力
  10. ドキュメンタリー/プロパガンダ/デザイン--『ライフ』誌を例に
  11. 写真と路上
  12. アンリ・カルティエ=ブレッソンの「決定的瞬間」
  13. 写真と視覚的無意識
  14. セレンディピティ--発見者としての写真家
  15. まとめ

評価基準

出席30%、期末レポート70%

テキスト

ジル・モラ『写真のキーワード―技術・表現・歴史

*1:この講義は、大学コンソーシアム京都単位互換科目ですので、コンソーシアムに参加している大学/短期大学の学生であれば、単位互換制度(http://www.consortium.or.jp/category_list.php?frmCd=1-0-0-0-0)を利用して履修できます。


https://satow-morihiro.hatenablog.com/


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