概要:写真とメディアの中の京都--古代と近代の間を揺れ動く都市
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- 幕末に日本に紹介された写真術は、京都という都市をどのように記録し、どのような街として表したのでしょうか。本講では、幕末から近代にかけての写真や印刷物などの複製メディアを通じて、近代都市と「古都」の間を揺れ動く都市・京都の姿を探っていきたいと思います。
講師について
- 佐藤守弘:京都精華大学デザイン学部准教授(芸術学・視覚文化論)
- 個人ウェブサイト: http://web.kyoto-inet.or.jp/people/b-monkey/
- このページ:IN THE STUDIO:佐藤守弘の講義情報
- 経歴・業績:佐藤守弘の経歴・業績
主要参考文献
トポグラフィの日本近代―江戸泥絵・横浜写真・芸術写真 (視覚文化叢書)
- 作者: 佐藤守弘
- 出版社/メーカー: 青弓社
- 発売日: 2011/04/01
- メディア: 単行本
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講義
- トポグラフィと視覚文化
- そうだ 京都、行こう
- 70年代の京都イメージ
- 傷心女性のひとり旅
- 「ディスカバージャパン」からアンノン族へ
- 学生の街・京都
- フィクションにおける京都の「学生さん」
- 写真術と近代日本
- 写真のなかの京都
- 鳥瞰図のなかの京都
- 過去に定位される都市
- 雑誌『太陽』の創刊:1895年1月
- 『太陽』と写真
- ジョン・アーリ『観光のまなざし―現代社会におけるレジャーと旅行 (りぶらりあ選書)』
- 1895年:「三大事件」
- 京都と「国風文化」
- 〈郷愁〉の京都
- 黒川翠山(1882-1944)
- ノスタルジアという病
- 今福龍太ほか編『世界文学のフロンティア〈4〉ノスタルジア』