講義
- 路上と採集(承前)
- 徴候と推論
- 推論的パラダイム
- 推論=アブダクション
- 「化石が発見される。それは例えば魚の化石のようなもので、しかも陸地のずっと内側で見つかったとしよう。この現象を説明するために、われわれはこの一帯の陸地はかつては海であったにちがいないと考える。これも一つの仮説である(C・S・パース)」
- ウンベルト・エーコ『三人の記号―デュパン,ホームズ,パース』、トーマス・シービオック『シャーロック・ホームズの記号論―C.S.パースとホームズの比較研究 (同時代ライブラリー (209))』も参照のこと
- 「化石が発見される。それは例えば魚の化石のようなもので、しかも陸地のずっと内側で見つかったとしよう。この現象を説明するために、われわれはこの一帯の陸地はかつては海であったにちがいないと考える。これも一つの仮説である(C・S・パース)」
- シュルレアリスムとオブジェ・トゥルヴェ
- 反=風景としての「転地」(displacement/dépaysment)
- 参考:佐藤守弘「反風景的実践としての『採集』――桑原甲子雄と都市」『京都精華大学紀要』第31号、2006年9月、京都精華大学、1-16 = ここからPDFダウンロード
- 考現学と路上観察学
- 超芸術トマソン(赤瀬川原平)
- 開発などによって隠蔽されてしまった都市の無意識の露頭
- 反芸術とストリート(ハイレッド・センター)
- 路上観察学会(1986年)
- 考現学
- 今和次郎&吉田謙吉を中心とした都市の細部、痕跡を「採集」する行為
- 今和次郎の民家研究と採集
- 「建築外の建築」
- 「このような建築外の建築――人間がそのいる場所に、無意識のうちに築いている、いろいろな跡、すなわちいろいろなものをとり散らかしている有様そのまま――に厳密な態度で注意を突進めると、人間の動作の源泉の真理を考えることになる(「土間の研究図」)
- 建築への「空間」的視座
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- 「空間とは実践された場所のことである。たとえば都市計画によって幾何学的にできあがった都市は、そこを歩く者たちによって空間に転換させられてしまう(M・ド・セルトー『日常的実践のポイエティーク (ポリロゴス叢書)』)
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- バラック装飾社
- 考現学採集
- 「動物学者や植物学者が動物や植物に対してもつ態度と、われわれがわれわれの対象たる文化人に向けるのと変わりがないのである。考古学の態度と照らしてみると、それは遺物遺跡にたいする心境である。街のショーウィンドーの品物を歴史博物館の陳列品と同列に見るのである」。
- 超芸術トマソン(赤瀬川原平)
- 徴候と推論