レポート課題
- 任意のイメージ(絵画、写真、イラスト、マンガなどの静止画)を一点採り上げ、それが何をどのように表しているのかを記述した上で、そのイメージの魅力について論述する。
- 引用元、参考文献(書籍、ウェブなど)は、文末にリストの形で必ず明記すること(下記の字数には含めない)
-
- 字数:1200〜2000字
- 形式:A4用紙縦使い、横書き、ワープロ推奨、ホッチキスは左上とめ
- 取り上げたイメージを、必ずコピー(白黒でも可)、あるいは印刷してレポートに添付すること。
- 提出期限・場所
・一斉提出期間 ※締切厳守
講義
- 眼差し/視線と監視
- 観者を見つめるイメージ
- 観者にはたらきかける「まなざし」
- 絵画のなかのまなざしの往還:ティントレット《スザンナの水浴》におけるまなざし
- 「ジェンダー」とまなざし
- ジェンダー=社会的、文化的に定められた性差(男らしさ/女らしさなど):生物学的な性差(セックス)とは区別される。
- 男性優位のジェンダー構成においては、男性は見る主体であり、女性は見られる対象となる。
- 視線の主体である男性は、「見る」という行為によって女性という「他者」を性格づける。
- 男性(主体)は、女性(他者)に付与したそれぞれの性格(受動的、露出、イメージ、感情、神秘、自然…)の反対語(能動的、窃視、言語、理性、好奇心、文化…)を自らに付与する。
- 「主体」とは先験的に存在する物ではなく、「他者」との関係の網目のうちに構築される物である。
- 「男は行動し、女は見られる。男は女を見る。女は見られている自分自身を見る。これは男女間の関係を決定するばかりでなく、女性の自分自身に対する関係をも決定してしまうだろう。彼女の中の観察者は男であった。そして被観察者は女であった。彼女は自分自身を対象に転化させる。それも視覚の対象にである。つまりそこで彼女は光景となる」(ジョン・バージャー『イメージ Ways of Seeing―視覚とメディア (パルコ・ピクチャーバックス)』)。
- 観者を見つめるイメージ
今週の一曲
- 上田正樹と有山淳司「梅田からナンバまで」(『ぼちぼちいこか+6tracks(紙ジャケット仕様)』1975年)
- 「梅田からナンバまで」1999年のライヴ(ゲスト木村充揮〔元・憂歌団〕):YouTube
- 上田正樹とサウス・トゥ・サウス(アコースティック・セット):上田正樹&サウストゥサウス - YouTube
- 上田正樹とサウス・トゥ・サウス:上田正樹とSouth To South - 最終電車 - YouTube
- 都市と音楽:70年代関西ブルース/ソウル・シーン
- 80年代関西パンク/ヘヴィー・メタル/フュージョンなど