期末レポートについて
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- レポート課題:興味のある視覚的イメージを一点選び、それが何をどのように表しているのかを記述した上で、そのイメージの面白さ/魅力について論ずる。
- 取り上げるイメージは、いわゆる「美術」に限るものではない。写真、雑誌のレイアウト、広告など、幅広い視覚文化から選ぶ。
- 字数:本文1200〜1600字(参考文献表、註などをのぞく)
- 形式:A4用紙縦使い、横書き、ワープロ推奨
- 選んだイメージを必ず添付すること(モノクロ・コピー、あるいは印刷)
- 提出は、レポート提出期間内
- レポート課題:興味のある視覚的イメージを一点選び、それが何をどのように表しているのかを記述した上で、そのイメージの面白さ/魅力について論ずる。
- レポートの形式
- 使用文字は基本的には明朝体
- 明朝体 - Wikipedia
- 長い文章でゴシック(サン=セリフ)体は読みにくい。丸ゴシック体などは論外!
- 字間、行間は適度に取ること
- 論のまとまりに応じて改行して段落分けすること
- たまに改行が一切ないレポートや、一文ずつ改行されているレポートがありますが、読む気をなくします。
- 引用のルール
- ホッチキスは横書きの場合左上でひとつだけとめること(縦書の場合は右上)
- 使用文字は基本的には明朝体
- 学術論文の書き方(佐藤守弘)
- 基本的には学術論文用だけれど、人名表記、カッコの使い方、書誌情報の書き方などはレポート作りにも使えます。
- 自分/他人の作品を紹介する
- 「作品」とその外部
- 額縁、タイトル、キャプション、解説文、展覧会場、ギャラリー・トーク、カタログ
- 作品とキャプション
- 作品に関する基本的な情報を、簡潔に見る者に伝える。
- 作者名《作品の題名》制作年、メディア、サイズ、現存地、所蔵者
- 例:ディエゴ・ベラスケス《ラス・メニーナス》1656年、カンヴァスに油彩、318x276cm、マドリッド、プラド美術館蔵
- 作者名《作品の題名》制作年、メディア、サイズ、現存地、所蔵者
- 作品に関する基本的な情報を、簡潔に見る者に伝える。
- 比喩としての作品タイトル
- 記述(換喩/提喩)タイプ
- メタファー(隠喩)タイプ
- 「無題」タイプ
- メディアを記述する
- サイズを記述する
- 縦x横(あるいは径)x高
- 「作品」とその外部
- 作品を記述することとは?
- 作品の内容と形式=「何」を「どのよう」に表しているか
- 内容=描写対象、被写体、物語、思想、機能など
- 形式=形態、色、構図、構成、メディア、使う道具など
- マット・マドン『コミック 文体練習』
- 作品の内容と形式=「何」を「どのよう」に表しているか
講義
講義
- 視覚文化と近代
- 関連年表
- 1753 大英博物館開館
- 1791 ベンサム、パノプティコンを考案
- 1793 ルーヴル美術館開館
- 1794 バーカー、レスター・スクウェアにパノラマ館を開く
- 1798 パリ産業博覧会
- 1811 tourismの語の初出
- 1822 この頃からパサージュが次々と建造される
- 1839 ダゲールによる写真の発明が科学アカデミーで公表
- 1841 トーマス・クック、最初のマス・トゥーリズムを企画
- 1842 イギリスにおいて鉄道の統合
- 1843 パリ=オルレアン間の鉄道開通
- 1849 ブリュースター、ステレオスコープを開発
- 1851 ロンドン万国博覧会
- 1852 パリにてボン・マルシェ開店
- 1853 オースマンのパリ大改造(〜70)
- 1863 クック、パリ、スイスへのパック旅行を企画
- 1867 パリ万国博覧会
- 1889 パリ万国博覧会(エッフェル塔)
- 1895 リュミエール、シネマトグラフ初上映
- 1896 第一回近代オリンピック開催
- 百貨店の誕生
- パサージュとマガザン・ド・ヌーヴォーテ→スペクタクルとしての商品
- 世界初の百貨店、ボン・マルシェ=「現代商業のカテドラル」(ゾラ)
- 薄利多売、現金正価、入店自由、返品可