視覚文化論2:講義概要

  • 視覚文化論2
    • 月曜日1講時
  • 履修年次:芸術/デザイン/マンガ/ポピュラーカルチャー学部3年次〜

講義の目的

  • 表象・複製技術・トポグラフィ
    • 視覚文化研究(ヴィジュアル・カルチャー・スタディーズ)という新たな学問潮流を概観する。「視覚文化」には、いわゆる美術のほか、写真、映画、テレビ、広告、マンガ、ファッション等、幅広い対象が含まれる。同じように、聴覚研究の世界においても、「音楽」という制度にとらわれずに幅広く音響/サウンドの諸領域に目を向ける「聴覚文化研究」という研究方法も盛んになってきている。本講義では、まずは複製技術が現代の視覚文化/聴覚文化に及ぼした影響を、さまざまな実例とともに考えていきたい。 さらに、後半では場所や環境の表象が、私たちの認識に及ぼす影響を、写真を中心とした近代メディアの実例をもとに考えていく。

講義の進め方(一部変更あり)

  1. イントロダクション--表象・複製技術・トポグラフィ
  2. 記号と表象
  3. 複製技術とイメージ--「複製技術時代の芸術作品」
  4. 複製技術と流用--ブリコラージュについて
  5. 複製技術としての録音--ヒップ・ホップとブレイク・ビーツ
  6. ダブ・ミュージックと空間性/触覚性
  7. トポグラフィと風景
  8. 都市表象の系譜
  9. 横浜写真と表象される日本
  10. 京都の表象--「伝統」の創造
  11. 故郷とノスタルジア
  12. 仏像写真論--美化と商品化
  13. 縮減模型としての鉄道写真
  14. 複製技術と近代性
  15. まとめ

評価基準

出席40%、期末レポート60%


https://satow-morihiro.hatenablog.com/


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