第130回懐徳堂秋季講座

イントロダクション

講演

  • 「関西の風景・音楽・身体―幕末から昭和まで」
    • 佐藤守弘:ピクチャリング・キョウト―都市と視覚文化
    • はじめに:「トポグラフィ」とは?
      • 佐藤守弘『トポグラフィの日本近代―江戸泥絵・横浜写真・芸術写真 (視覚文化叢書)
      • 心象地理=なじみ深い「自分たち」の空間と、その自分たちの空間の彼方にひろがるなじみのない「彼ら」の空間とを心のなかで名付け区別する実践(サイードオリエンタリズム』)
      • 風景=ヨーロッパ近代において成立し、その覇権の伸張とともに世界中に広がったもので、幾何学的遠近法をベースとして、自己(主体)と環境(客体/他者)を視覚的に媒介する表象=意味付けのシステム
      • 名所から風景へ
        • 「風景の発見」(柄谷行人日本近代文学の起源 (講談社文芸文庫)』)
          • 名所絵の見たもの=「実朝も芭蕉もけっして『風景』をみたのではない。彼らにとって、風景は言葉であり、過去の文学にほかならなかった」
          • 「風景がいったん成立すると、その起源は忘れさられる・・・それは、はじめから外的に存在する客観物のようにみえる。ところが、客観物なるものは、むしろ風景のなかで成立したのである。主観あるいは自己もまた同様である。主観(主体)・客観(客体)という認識論的な場は、「風景」において成立したのである。つまりはじめからあるのではなく、「風景」のなかで派生してきたのだ」

https://satow-morihiro.hatenablog.com/


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19年度前期芸術学A視覚文化論デザイン論特講1デザイン理論特講(大学院)/a> 講演、特別講義など

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