写真史
- 金曜日1講時
- 芸術／デザイン／マンガ／ポピュラーカルチャー／人文学部2年次〜
講義の目的
- 写真の歴史：その黎明期を中心に
- １８３９年に発表された（写真術）という新たな技術は、人の視覚の様態を根底から覆した。映画、テレビ、コピー、さらにはデジタル・カメラやデジタル・ビデオにいたるまで、全て写真術を応用したものである。本講義では、写真の前史から成立の課程を追い、どのような社会的条件が写真の発明を要請したのか、そしてそれがどのように社会に影響を与えたのかを考えていきたい。
講義の進め方
- 第1回：イントロダクション：写真と近代性
- 第2回：遠近法とイリュージョン
- 第3回：遠近法描画装置とカメラ・オブスキュラ
- 第4回：写真の発明1--ニエプスとエリオグラフ
- 第5回：ダゲールとダゲレオタイプ
- 第6回：トルボットとコロタイプ
- 第7回：ガラス湿板／鶏卵紙の開発
- 第8回：日本の初期写真
- 第9回：「写真」という言葉
- 第10回：写真と肖像
- 第11回：写真と内面--カルト・ド・ヴィジット／司法写真／人類学写真
- 第12回：写真と風景--ピクチャレスク美学と旅行写真
- 第13回：写真と時間--「瞬間」と連続写真
- 第14回：芸術と写真--ピクトリアリズムとモダニズム
- 第15回：まとめ
評価方法／基準
- 出席40％、レポート60％
