2016-09-26 芸術学2:講義概要 16芸術学2 シラバス 月曜日2講時 履修年次:芸術/デザイン/マンガ/ポピュラーカルチャー学部1年次〜 講義の目的 近代社会の中での芸術・デザイン・音楽 本講義では、近代における「芸術」という制度の成立や「デザイン」という概念の誕生、その変容を幅広く見ていくことによって、芸術と近代社会・文化との関わりを再考する。絵画、彫刻、デザイン、さらには音楽における近代主義(モダニズム)の確立と変容を通じて、私たちが今日受容している「芸術」というものがどのような歴史的、思想的プロセスを経て成立してきたのかを問いたい。このようなプロセスに関する知識を得ることで、受講生自らが学んでいる文化制作を相対化することを目標とする。 講義の進め方 イントロダクション--芸術と近代性 西洋絵画における近代性 モダニズム絵画--「主体」と「表現」の神話 音楽における近代性--モダン・ジャズを中心に デザイン・ファッション・建築におけるモダニズム 制度としての「美術」 国家と美術--日本の近代1 美術制度の確立--日本の近代2 現代アートとポストモダン 芸術の生産/流通/消費 複製技術と芸術 「流用」と芸術 コレクションと展示 美術館の政治学 まとめ 評価基準 出席40%、期末レポート60%