視覚文化論:講義概要

  • 視覚文化論
    • 金曜日2講時

講義の目的

  • 視覚文化を読み解く:メディア・表象・複製
    • 本講義では、視覚文化論(ヴィジュアル・カルチャー・スタディーズ)という研究分野を概観する。「視覚文化」には、いわゆる美術のほか、写真、映画、テレビ、広告、マンガ、ファッション等、幅広い対象が含まれる。私たちはこうした視覚的イメージを、どのようにして見、どのようにして理解しているのだろうか。私たちを取り巻くこうした視覚文化の数々を読み解くための方法を、まずは現代におけるさまざまな文化理論を紹介した上で、広告などを例として考察する。さらに複製技術が現代の視覚文化/聴覚文化に及ぼした影響を、さまざまな実例とともに考えていく。 

講義の進め方

  1. イントロダクション:視覚文化とは
  2. 視覚文化をどのように考えるのか:社会のなかでのイメージ
  3. 「文化」とは一体何なのか:共有された意味としての文化
  4. メディウムとメディア:文化と媒介
  5. 記号と表象:意味とコンテクスト
  6. 視覚的イメージのメディア的諸機能
  7. 広告の記号論
  8. CM映像のレトリック
  9. 19世紀の視覚文化:視覚遊具からパノラマへ
  10. 万国博覧会と近代的視覚
  11. 初期映画とアトラクション
  12. 物語映画とモンタージュ
  13. 鉄道の視覚文化
  14. 都市とイルミネーション:電気の視覚文化論
  15. まとめ 

評価基準

出席40%、期末レポート60%


https://satow-morihiro.hatenablog.com/


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