デザイン論特講1:講義概要

  • デザイン論特講1
    • 金曜日3講時

講義の目的

  • 視覚的イメージと社会 
    • メディア(media)という単語の単数形、メディウム(medium)には、死者の言葉を現世に伝える「霊媒」という意味もあるように、それは発信者と受信者の「間」にあって、何らかのメッセージを運ぶ乗り物のような存在である。普段の生活ではあまり意識はされていないが、私たちはメディアを通じて、世界を理解し、世界にメッセージを送っている。本講義では、視覚文化研究(ヴィジュアル・カルチャー・スタディーズ)の視点から、視覚的イメージと人間の関係、社会のなかでのはたらきを考えることを目指したい。  

講義の進め方

  1. イントロダクション:メディア、イメージ、視覚文化
  2. 「文化」を理解する:記号、表象、コンテクスト
  3. 視覚イメージとヴィジュアル・リテラシー
  4. 文化と表象の制度:ピクトグラム、デザイン、ジェンダー
  5. 視線の力学:フェミニズムとポストコロニアリズム
  6. 近代社会と監視:パノプティコン的社会
  7. トポグラフィの視覚文化論
  8. 世界を視る写真:旅行写真と横浜写真
  9. 視覚文化としての観光
  10. 「古都」としての京都:マスメディアと場所
  11. 複製技術と視覚的イメージ
  12. 引用・流用・剽窃
  13. 複製技術時代の音楽:ダブ、リミックス、ヒップ・ホップ
  14. 著作権を考える
  15. まとめ

 

評価基準

出席40%、期末レポート60%


https://satow-morihiro.hatenablog.com/


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