デザイン論特講3:講義情報

デザイン論特講3

講義の目的

  • デザインと物質文化 
    • 考古学や人類学などの領域において,物質文化(マテリアル・カルチャー)論は,以前より重要な方法論として存在してきた。文献を資料とする歴史学とは違って,それらの分野は,過去の遺品や,異文化において使われた物品など――すなわち「モノ」――を第一次資料として,研究の対象としてきた。たとえば現代人が使っているさまざまなモノも,また物質文化として研究対象となりうるのである。本講義では、物質文化論の視点から、デザイン、建築、都市と人間の関係を再考することを目指す。  

講義の進め方

    1. イントロダクション:モノと人間
    2. 「文化」とは何か:物質文化論入門
    3. デザインとマテリアリティ
    4. 物質としてのイメージ
    5. ヴァナキュラー・デザインの諸相
    6. ストリートとサブカルチャー
    7. ストリート・トライブと流用
    8. ストリートの戦術:流用・転用・ブリコラージュ
    9. ブリコラージュと「野生の思考」
    10. 「建築家なしの建築」と「建築外の建築」
    11. 路上の系譜:考現学から路上観察学へ
    12. 路上観察の作法
    13. 痕跡と考古学的想像力
    14. セレンディピティ:モノとの出会い
    15. まとめ 

評価方法/基準

  • 出席:40%、期末レポート:60%

https://satow-morihiro.hatenablog.com/


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