講義
- 近代における「芸術」概念
- 「〔19世紀以来の近代資本主義の文化的表現〕では、制度や慣習がどうであれ、私は自分をこのように表現するという、近代的な主体の表現としての芸術が目指される。〔…〕それにあたって、〔…〕絵画は絵画に固有のランゲージ、音楽は音楽に固有のランゲージへと、自己批判を通じて自己純化をしていけばいい〔…その結果〕一方には、芸術家というハダカの主体、他方には絵画でいえば平面の上での色とかたち、音楽でいえば時間の中での音の組織の展開だけが残る。(浅田彰「ポストモダン・アート」、『ur』No.2, ペヨトル工房、1990)
- 様式論とフォーマリズム
- クレメント・グリーンバーグの理論
- 自己=批判(cf. カント)としてのモダニズム
- 各々のメディアに独自なもの(スペシフィシティ)を追求→色と形
- 「絵画」に独自なもの=支持体に不可避の平面(フラット)性
- 「三次元空間のイリュージョン」の否定
- 参照:クレメント・グリーンバーグ「モダニズムの絵画」『グリーンバーグ批評選集』
- 「三次元空間のイリュージョン」の否定
- 自己=批判(cf. カント)としてのモダニズム
- 制度としての芸術:アーサー・ダントー「アートワールド」(『分析美学基本論文集』)
- モダニズムの行き詰まりと芸術のポストモダン
- デザインとモダニズム