講義概要:視覚文化論1

視覚文化論1

講義の目的

  • 視覚文化を読み解く
    • 視覚文化研究(ヴィジュアル・カルチャー・スタディーズ)という新たな学問潮流を、概観する。「視覚文化」には、いわゆる美術のほか、写真、映画、テレビ、広告、マンガ、ファッション等、幅広い対象が含まれる。私たちはこうした視覚的イメージを、どのようにして見、どのようにして理解しているのだろうか。私たちを取り巻くこうした視覚文化の数々を読み解くための方法を、さまざまな実例をもとに提示する。

講義の進め方

  • 第1週:イントロダクション--視覚文化研究とは
  • 第2週:視覚文化をどのように研究するのか--社会のなかでのイメージ
  • 第3週:共有された意味としての文化
  • 第4週:記号と表象
  • 第5週:意味とコンテクスト
  • 第6週:視覚的イメージのメディア的諸機能
  • 第7週:命令するイメージ
  • 第8週:広告の記号論
  • 第9週:ブランドと欲望
  • 第10週:視覚文化における仲介者
  • 第11週:コレクションと展示
  • 第12週:展示の系譜
  • 第13週:近代的ミュージアムの発生
  • 第14週:メディアと視覚文化
  • 第15週:まとめ

評価方法/基準

  • 出席40%、レポート60%

参考文献

講義概要:芸術学1A/芸術学I

芸術学1A(マンガ学部)+芸術学I(人文学部)合同講義

講義の目的

  • 芸術とヴィジュアル・リテラシー
    • 私たちは、日頃、雑誌やテレビ、インターネットなどで、さまざまな視覚的イメージに接触し、それらから情報を得ている。では、私たちはどのようにして、イメージから意味を読み取っているのだろう。本講義では、視覚的イメージをコミュニケーションのためのメディアと考え、ヴィジュアル・リテラシー(視覚的な読み書き能力)について理解を深めることを目標とする。扱う対象は、絵画、写真、映画、マンガと多岐にわたるが、それらが「意味」をどのように作り上げているのか、そのメカニズムについて理解を深めていきたい。

講義の進め方

  • 第1週:イントロダクション:芸術と文化
  • 第2週:ヴィジュアル・リテラシーとは?
  • 第3週:コミュニケーション・メディアとしての視覚的イメージ-- 交通信号の文法構造
  • 第4週:マンガのヴィジュアル・リテラシー
  • 第5週: マンガにおけるコマ割りの修辞学
  • 第6週:物語映画の文法--ショットとシーン
  • 第7週:初期映画における「驚き」の美学
  • 第8週:イメージの記号論--言語とイメージ
  • 第9週: ピクトグラム記号論
  • 第10週:絵を「読む」-- 物語と絵画
  • 第11週:寓意画とイコノグラフィ
  • 第12週: 絵画と視線
  • 第13週:美術とジェンダー:「他者」への視線
  • 第14週:マネ《オランピア》のまなざし
  • 第15週:まとめ

評価方法/基準

  • 出席40%、レポート60%

注意

本クラスは、マンガ学部の「芸術学1A」と人文学部「芸術学I」との合同クラス。芸術学部デザイン学部の学生は、「芸術学1B」を履修すること。

お薦め文献(概説)


https://satow-morihiro.hatenablog.com/


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