レポート課題
- 任意の写真を一点選び、その写真が「何を」「どのように」表しているかを記述した上で、講義で触れた写真の理論を踏まえて論述する。
- 取り上げる写真は、いわゆる「芸術作品」に限らず、報道、広告、あるいはプライヴェートな写真でもよい。
- 字数:本文1600〜2000字(参考文献表、註などをのぞく)
- 形式:A4用紙縦使い、横書き、ワープロ推奨、ホッチキスは左上
- 選んだイメージを必ず添付すること(モノクロ・コピー、あるいは印刷)
- 引用元、情報の出典、参考文献(書籍、ウェブなど)は、文末にリストの形で必ず明記すること(上記の字数には含めない)
- 記述の仕方、文献情報のつけ方については、講師制作の「学術論文の書き方(佐藤守弘)」 http://web.kyoto-inet.or.jp/people/b-monkey/howto.html を参照のこと。
講義
- 路上と写真と蒐集
- 視覚的無意識と精神分析における無意識
- モレッリ法とフロイト
- 痕跡の採集者としての探偵
- シャーロック・ホームズの推理法
- 「細部を見抜く桁外れの才能」を持つホームズ
- ワトソンがホームズの推理に驚くのは、「僕の思考の流れを追い切れないか、大きな推論のもとになる小さな事実を観察し落としている」
- T・A&J・ユミカー・シービオク『シャーロック・ホームズの記号論―C.S.パースとホームズの比較研究 (同時代ライブラリー (209))』
- シャーロック・ホームズの推理法
- セレンディピティ=ちょっとした徴候から推論して解答に至ること
- 写真家と狩人
- 推論的パラダイム
- 推論=アブダクション
- 「化石が発見される。それは例えば魚の化石のようなもので、しかも陸地のずっと内側で見つかったとしよう。この現象を説明するために、われわれはこの一帯の陸地はかつては海であったにちがいないと考える。これも一つの仮説である(C・S・パース)」
- 路上写真
- 視覚的無意識と精神分析における無意識