講義
- 初期映画/物語映画(補足)
-
-
- ヨーロッパの初期映画の代表的なものは、情報館にあるヴィデオ『映画の宝物(第一集:すべてのはじまり)』(778.23:エイガノ:VHS)で見ることができます。
-
-
-
- ジョルジュ・メリエス
- 『手品師』(1899)/『いくつもの頭を持つ男』(1898)/『ひとりオーケストラ』(1900)/『ゴム頭の男』(1902)/『月世界旅行』(1902)
- ジョージ・アルバート・スミス(ブライトン派)
- 『病気の子猫』(1902)
- ジェームズ・ウィリアムソン(ブライトン派)
- 『大飲み』(1901)
- エドウィン・S・ポーター
- 『アメリカ消防夫の生活』(1903)
- 映像言語と編集
- レフ・クレショフとクレショフ効果→モンタージュ理論
- セルゲイ・エイゼンシュテイン『十月 [DVD]』(1927)/『戦艦ポチョムキン [DVD]』(1925)
- ジガ・ヴェルトフ『マイケル・ナイマン カメラを持った男 [DVD]』(1929)
- ジョルジュ・メリエス
- 文化と表象の制度:幾何学的遠近法
- イメージを「読む」
- 物語とイメージ:『伊勢物語』と「八つ橋」
-
- 昔、男ありけり。その男、身をえうなきものに思ひなして、「京にはあらじ、東の方に住むべき国求めに」とて行きけり。もとより友とする人、一人二人して行きけり。道知れる人もなくて、惑ひ行きけり。
- 三河の国八橋といふ所に至りぬ。そこを八橋と言ひけるは、水ゆく川の蜘蛛手なれば、橋を八つ渡せるによりてなむ、八橋と言ひける。その沢のほとりの木の陰に下り居て、乾飯食ひけり。その沢にかきつばた いとおもしろく咲きたり。それを見て、ある人のいはく、「かきつばた、といふ五文字を上の句に据ゑて、旅の心を詠め」と言ひければ、詠める。
- 唐衣 きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる 旅をしぞ思ふ(各句の頭の字をとれば「か・き・つ・ば・た」)
- と詠めりければ、みな人、乾飯の上に涙落としてほとびにけり。
-
-
-
-
- 『伊勢物語』第9段
-
-
-
-
-
- 物語とイメージ:『伊勢物語』と「八つ橋」