講義概要:視覚文化論2

視覚文化論2
月曜日1講時
黎明館002

講義の目的

  • サブタイトル「複製技術と現代文化」
    • 視覚文化研究(ヴィジュアル・カルチャー・スタディーズ)という新たな学問潮流を概観する。「視覚文化」には、いわゆる美術のほか、写真、映画、テレビ、広告、マンガ、ファッション等、幅広い対象が含まれる。同じように、聴覚研究の世界においても、「音楽」という制度にとらわれずに幅広く音響/サウンドの諸領域に目を向ける「聴覚文化研究」という研究方法も盛んになってきている。本講義では、複製技術が現代の視覚文化/聴覚文化に及ぼした影響を、さまざまな実例とともに考えていきたい。
  1. イントロダクション--複製技術と現代社
  2. 複製技術とイメージ--「複製技術時代の芸術作品」
  3. 複製技術と流用
  4. 複製技術と音楽--ヒップ・ホップとブレイク・ビーツ
  5. ダブ・ミュージックと空間性/触覚性
  6. 機械の作る音--電子音楽/自動演奏/リミックス
  7. 自動人形の悪夢--フランケンシュタイン・コンプレックス
  8. コピーとシミュラークル--『ブレード・ランナー』をめぐって
  9. SF的想像力とは
  10. 戦術としての流用とブリコラージュ
  11. 抵抗の場としてのストリート--モッズ・スキンヘッズ・パンクス
  12. ファッションと映画
  13. 近代の芸術観批判としてのロラン・バルト「作者の死」
  14. 現代アートと場
  15. まとめ

評価基準

出席40%、期末レポート60%


https://satow-morihiro.hatenablog.com/


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