講義概要:現代デザイン特講

現代デザイン特講

  • 木曜日1講時
  • 履修年次:芸術研究科博士前期課程1年次〜

講義の目的

サブタイトル「モダンを再考する」
現代において、デザイン/アートの領域はとてつもなく広がっている。さまざまな思想や言説が飛び交い、制作する立場の人間も、また否応なしにそれに向かい合わないといけない状態になっている。では、このような状況はどのようにして現れたのか。現代社会において「デザイン/アート」の立つ位置はどこにあるのだろうか。現代のデザインやアートに至る諸潮流を検証し、それにまつわる言説を紹介することによって、現代の視覚文化を受講生とともに考えてみたい。

講義の進め方

  1. イントロダクション--「近代」と「デザイン/アート」
  2. モダンとモダニティ--「近代」とはなにか?
  3. 「美的モダン」の成立
  4. 風景と近代性
  5. 幾何学的遠近法と主体/他者
  6. 場所と表象--トポグラフィ論
  7. 美術批評と美術史--「美術」という制度
  8. 機能と美--「工芸」「デザイン」という制度
  9. モダニズムと自己参照性--C・グリーンバーグとモダン・アートの語り
  10. 「熱い抽象」:抽象表現主義アンフォルメル/具体
  11. ポストモダン--R・クラウスと「展開された場」
  12. ヴァナキュラーの発見とポストモダニズム
  13. 「作者の死」と受容者の問題
  14. 「芸術」から「文化」へ
  15. まとめ

評価基準

出席30%、期末レポート70%


https://satow-morihiro.hatenablog.com/


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