第2回

補足

  • 文献紹介
    • 多木浩二「もの」の詩学―家具、建築、都市のレトリック (岩波現代文庫)
      • ある時代の家具の種類や数量、それらの部屋への出現などには、人間の振る舞い方や人間どうしの関係、さらには「もの」と人間の関係があらわれてくる。
      • ある文化の家具の歴史は家具の歴史は、その文化の身体の歴史を素描する。もちろん、家具のみならず「身体」に関する諸道具の歴史は、それぞれの道具の「身体」への関係の仕方によって、異なる身体の歴史を描いているものである。
      • 「身体」(についての認識)が、決して言語によって思考されることのないまま「もの」において変わりはじめた。

講義

  • 文化概念の変容
    • 古典的定義
    • 人類学的定義
    • 「意味の共有」としての文化
      • レイモンド・ウィリアムズ『完訳 キーワード辞典
      • スチュアート・ホール編『リプレゼンテーション――文化的表象と意味作用の実践』(Stuart Hall, ed., Representation: Cultural Representations and Signifying Practices, London: Sage/ Open University, 1997)、序章(佐藤守弘試訳
  • モノとコンテクスト
    • 言語学の三分野:意味論・統語論語用論
    • の意味作用
      • 熱、禁止、共産主義、右チャンネル、女性、火
      • 交通標識の意味作用
    • 意味とコンテクスト:「石」を例にして
      • 石×鉱物学研究室=鉱物標本
      • 石×露地(茶の湯)=関守石(留石)
      • 石×現代美術館=アート作品
      • 石×床の間(弄石趣味)=水石

https://satow-morihiro.hatenablog.com/


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