英語の映像
- John Berger / Ways of Seeing , Episode 3 (1972) - YouTube
- ジョン・バージャー『イメージ―視覚とメディア (ちくま学芸文庫)』(書籍版日本語訳章タイトル:「所有するタブロー」)
- Ways of Seeing - Wikipedia
- John Berger obituary | Books | The Guardian
- モノとしての油絵:Tableaux (日本語) | 小野 祐次
講義
- 美術と視覚文化
- 言語論的転回(Linguistic Turn)、文化論転回(Cultural Turn)以降の諸研究
- テクスト=テクスト研究:文学研究から
- イメージ=視覚文化(Visual Culture)論:美術史、文化社会学から
- J・A・ウォーカー&S・チャップリン『ヴィジュアル・カルチャー入門―美術史を超えるための方法論』
- モノ=物質文化(Material Culture)論:考古学、人類学から
- 音=聴覚文化(Auditory Culture)論:音楽学から
- 文化概念の変容
- 古典的定義
- 人類学的定義
- 「意味の共有」としての文化
- レイモンド・ウィリアムズ『完訳 キーワード辞典』
- 柳父章『文化 (一語の辞典)』
- スチュアート・ホール編『リプレゼンテーション――文化的表象と意味作用の実践』(Stuart Hall, ed., Representation: Cultural Representations and Signifying Practices, London: Sage/ Open University, 1997)、序章
- 西川長夫「文化と文明ーーその起源と変容」(『〔増補〕国境の越え方 (平凡社ライブラリー)』)
- 多木浩二『「もの」の詩学―ルイ十四世からヒトラーまで (岩波現代選書 (102))』(『「もの」の詩学―ルイ十四世からヒトラーまで (岩波現代選書 (102))]』)
- 「プロブレマティックとしての『もの』」
- ある時代の家具の種類や数量、それらの部屋への出現などには、人間の振る舞い方や人間どうしの関係、さらには「もの」と人間の関係があらわれてくる。
- ある文化の家具の歴史は家具の歴史は、その文化の身体の歴史を素描する。もちろん、家具のみならず「身体」に関する諸道具の歴史は、それぞれの道具の「身体」への関係の仕方によって、異なる身体の歴史を描いているものである。
- 「身体」(についての認識)が、決して言語によって思考されることのないまま「もの」において変わりはじめた。
- モノとしての絵画
- マイケル・バクサンドール『ルネサンス絵画の社会史 (ヴァールブルク コレクション)』
- 十五世紀の一つの絵画作品は、ひとつの社会関係の証である。当時、一方には自ら絵筆をふるったり、あるいは少なくとも制作の監督にあたった画家がいた。また他方には、画家に絵を注文し、必要な経費を支払い、完成後はその作品の利用法をあれこれと思いめぐらす別の人物がいた。どちらも今日のわれわれのものとは異なる経済体制や宗教制度、知覚的習慣、つまり広い意味での社会のなかで活動していた。そして、彼らが共同して作り上げた絵画の表現形体には、そうしたさまざまな社会的状況が反映されているのである。(12頁)
- マイケル・バクサンドール『ルネサンス絵画の社会史 (ヴァールブルク コレクション)』