講義概要:芸術表象論

芸術表象論

講義の目的

  • 芸術・表象・文化——イメージ/モノと人間  
    • 視覚文化研究(ヴィジュアル・カルチャー・スタディーズ)という研究領域は、従来の美術史に対する反省や、文化研究/文化社会学の影響下に、芸術や文化を新たな視点から考える脱領域的研究分野として成立した。またモノと人間の関係について幅広い視角から捉え直す物質文化(マテリアル・カルチャー)という考え方も登場する。本講では、そうした研究領域を批判的に再考し、具体的な事例を取り上げつつ、現代社会における芸術の位置を考察したい。  

講義の進め方

    1. イントロダクション
    2. 芸術と記号論
    3. 「文化」を理解する:記号、表象、意味
    4. 文化と表象の制度
    5. 視線の力学
    6. 近代社会と監視
    7. 複製技術と視覚的イメージ
    8. 引用・流用・剽窃
    9. 芸術と物質性
    10. 物質としてのイメージ
    11. ヴァナキュラー文化論
    12. ストリートとサブカルチャー
    13. ストリートの戦術:流用・転用・ブリコラージュ
    14. ブリコラージュと「野生の思考」
    15. 痕跡と考古学的想像力
    16. まとめ 

評価方法/基準

  • 出席40%、レポート60%

注記

  • 比較芸術論と同時開講とする

https://satow-morihiro.hatenablog.com/


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