講義
- 文化生産の変容:複製技術と作者
- 写真と録音=機械的複製技術
- 芸術作品=「いま・ここ」の一回性→「アウラ(霊気)」の根源
- 機械的に複製された芸術作品(写真/録音)=いつでも・どこでも→アウラの喪失
- 「技術的複製によってオリジナルは受容者のほうに歩み寄ることができるようになる――写真というかたちであれ、あるいはレコードというかたちであれ。大聖堂はその場所を離れ、芸術愛好家のアトリエで受容される。ホールあるいは野外で演奏された合唱曲は、部屋のなかで聴かれる」(ヴァルター・ベンヤミン「複製技術時代の芸術作品」)
- 1839:写真術(ダゲールによるダゲレオタイプ)
- 1841:ネガ=ポジ法の写真(トルボットによるカロタイプ)
- 1877:シリンダー式録音装置(エディソンによるフォノグラフ)
- 1887:ディスク式録音装置(ベルリナーによるグラモフォン)
- 写真と録音=機械的複製技術