2024-01-18 デザイン論特講3 第13回 23デザイン論(精華) レポート課題 期末レポート レポート課題:興味のあるポピュラー文化に関わるイメージやモノを一点選び、それを精密に記述した上で、本講義で扱ったさまざまなサブカルチャー論やストリート文化論を参考に論述する(路上観察をやってもいいですよ)。 引用元、情報の出典、参考文献(書籍、ウェブなど)は、文末にリストの形で必ず明記すること(下記の字数には含めない) 書式:A4用紙横書き、明朝体 PDF形式で提出すること 字数:1200〜2000字 取り上げたイメージやモノの図版を、必ずレポート内にレイアウトすること。 講義 都市とヴァナキュラー 今和次郎の民家研究と採集 「建築外の建築」 「このような建築外の建築――人間がそのいる場所に、無意識のうちに築いている、いろいろな跡、すなわちいろいろなものをとり散らかしている有様そのまま――に厳密な態度で注意を突進めると、人間の動作の源泉の真理を考えることになる(「土間の研究図」) 建築への「空間」的視座 「空間とは実践された場所のことである。たとえば都市計画によって幾何学的にできあがった都市は、そこを歩く者たちによって空間に転換させられてしまう(M・ド・セルトー『日常的実践のポイエティーク (ポリロゴス叢書)』) 超芸術トマソンから路上観察学へ ハイレッド・センター:赤瀬川原平『東京ミキサー計画:ハイレッド・センター直接行動の記録 (ちくま文庫)』 超芸術トマソン(赤瀬川原平) 開発などによって隠蔽されてしまった都市の無意識の露頭 路上観察学会(1986年) 赤瀬川原平(超芸術トマソン)、藤森照信(建築探偵)、林丈二(マンホール蒐集)、一木努(建物の欠片蒐集)、南伸坊(ハリガミ考現学)などが結成。 路上と痕跡:考古学的想像力 建築のデスマスク=都市の皮膚に刻み込まれた記憶 痕跡と想像力 手に入ったほんのかけら(部分)から、見えない/捉えることのできない全体を想像する かけら(部分)は、全体に対して換喩の関係にある