第2週

予定

• 視覚文化とコンテクスト
  • 参考資料：スチュアート・ホール編『リプレゼンテーション――文化的表象と意味作用の実践』(Stuart Hall, ed., Representation: Cultural Representations and Signifying Practices, London: Sage/ Open University, 1997)、序章（佐藤守弘試訳）
    • 『リプレゼンテーション』を参照のこと

• 記号と表象
  • 記号学 semiologyと記号論 semiotics
  • 「言語論的展開」
• フェルディナン・ド・ソシュールと記号学
  • 言語の通時態と共時態
  • パロールとラング
  • 記号表現（シニフィアン）と記号内容（シニフィエ）
    • 「シニフィアン／シニフィエ――言語を成立させる差異の体系」（VALIS DEUX『絵でわかる現代思想』）
  • 記号と指示対象：世界を分節する記号
    • 虹はいくつの色から成り立っているか？　
    • 犬と狸は同じ生き物？？
  • 恣意的記号と有契的記号
  • Representation＝表象、再現、代表、代行、再＝現前

• コレクションのモーメント
  1. 遭遇／採集
  2. 保存／分類
  3. 展示／表象
  4. 散逸／転用
     • コレクションのモーメント - 蒼猴軒日録

• 法律による「博物館」の定義=http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S26/S26HO285.html

• ヨーロッパにおけるコレクション／展示の歴史
  • 教会の聖遺物、献納品コレクション
    • 日本の場合：開帳（居開帳、出開帳）
  • 驚異の部屋（珍品陳列室）
    • 「世界という散文」＝アレゴリーとしてのコレクション
  • 博物学のまなざし
    • 可視的なものに名を付ける
    • 表（タブロー）としての世界

参考文献

• ミシェル・フーコー『言葉と物―人文科学の考古学』
• 吉田憲司『文化の「発見」―驚異の部屋からヴァーチャル・ミュージアムまで (現代人類学の射程)』