補足
- CMについて
- マンガと翻訳
- モダニズムの絵画
講義
- 文化論的転回(カルチュラル・ターン)
- 「文化」の定義
- 古典的定義
- 人類学的定義
- 「意味の共有」
- コンテクスト(context)=文脈の重要性
- 参考文献:レイモンド・ウィリアムズ『完訳 キーワード辞典』
- 「文化」の定義
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- 「意味の共有」としての文化
- 文化とは、ある集団、共同体、社会によって共有される実践であり、視覚的、聴覚的、テクスト的な表象の世界を通じて、意味が生成されるプロセスのことである。ここで、私たちが多くを負っているのは、イギリスの文化理論家スチュワート・ホールによる研究である。彼によれば、文化とは、単なるモノ(例えばテレビ・ショー、絵画など)の集合ではなく、プロセスや実践――それを通じて個人や集団が上記のモノから意味を汲み取る――の集合である。文化は、生産であり、意味の交換――ある社会や集団の構成員間で意味を与え、受け取ること――でもある。ホールによれば、「ある文化の参加者こそが、人、モノ、出来事に意味を与えるものである。……私たちのモノの使い方、モノに関して私たちが言うこと、考えること、感じること――すなわちモノをどのように表象するかということ――こそが、私たちがモノに意味を与えるということなのである」(L. Cartwright & M. Sturken, Practices of Looking: An Introduction to Visual Culture)。
- コンテクストと語用論とは?
- 「石」の意味作用
- 「意味の共有」としての文化
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- トイレ・サインの文化記号論
- 記号の有徴性/無徴性
- 記号と性差(ジェンダー)
- ライアン・アブドゥラ、ローゲル・ヒュープナー『SIGN,ICON and PICTOGRAM―記号のデザイン』
- ピクトグラム&コミュニケーション
- 内海慶一『ピクトさんの本』(日本ピクトさん学会)
- 『[ airport ](ピクトグラムを使ったアニメーション)』
- トイレ・サインの文化記号論