講義
- モノと痕跡
- アイコン的記号/インデックス的記号/シンボル的記号(C・S・パースによる記号の三分類)
- インデックス的記号=対象物との物理的因果関係に基づく記号
- メタファー(隠喩)とメトニミー(換喩)
- 瀬戸賢一『メタファー思考 (講談社現代新書)』
- 呪術の二類型
- アイコン=インデックスとしての写真
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- 「写真、特にスナップ写真は非常に有益である。というのは、それらが表意している対象にある点でまったくよく似ているということをわれわれが知っているからである。しかしこの類似性というのは、写真が一点一点物理的に自然と対応するよう強いられるという状況のもとで作られたという事実によるものである。そういう点で、それらは記号の第二のクラスつまり物理的結合による記号のクラスに属する」(『パース著作集2 記号学』)
- アンドレ・バザン「写真映像の存在論」『映画とは何か』2、美術出版社、1970年
- ロラン・バルト「写真のメッセージ」『映像の修辞学 (ちくま学芸文庫)』
- 同『明るい部屋―写真についての覚書』
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- 痕跡の技術
- 絵画の起源神話
- 痕跡と影絵(シルエット)
- 聖顔布とアケイロポイエートス(人の手に依らないイメージ)
- デスマスク
- エルンスト・ベンカアト『永遠の貌』
- 超芸術トマソンと建物のデスマスク
- フロッタージュ
- 洞窟絵画とネガティヴ・ハンド
- 奉納物(エクス・ヴォート)と身体の痕跡
- 水野千依「ルネサンスの奉納像――〈痕跡〉と〈分配されたパーソン〉」『美術フォーラム21』20号(特集:物質性/マテリアリティの可能性)
- 考古学的想像力
- あらゆる物質を痕跡として捉えること
- 佐藤啓介「物質と時間――痕跡としての物質性」『美術フォーラム21』20号
- あらゆる物質を痕跡として捉えること
- アイコン的記号/インデックス的記号/シンボル的記号(C・S・パースによる記号の三分類)
配付資料
- 佐藤守弘「擬写真論ーー肖像写真の転生」『美術フォーラム21』20号