講義の目的
- 都市性・メディア・表象
- 都市は、さまざまなメディアにおいて表象される。雑誌、テレビなどのマスメディア、旅行業者による広告、ポピュラー音楽の歌詞など。ところが、そこで表象される都市イメージは、必ずしもその都市の実情と一致するものとは限らない。むしろ、都市性なるものは、そうしたメディアにおける表象において、構築されるものと考える方が良いだろう。さらにいえば、そのように構築された都市イメージを、その都市の住民が自ら内面化し、再=表象していくこともありうる。 本講義では、大阪、京都、東京、さらにはパリやロンドンなどの都市の表象を検討することを通じて、都市イメージを批判的に考察する。さらに、フィールドワークを通じて、都市へのオルタナティヴな視点のあり方を考えていきたい。
授業計画
評価基準
- 出席 40%
- 期末レポート 60%
参考文献
- 佐藤守弘『トポグラフィの日本近代―江戸泥絵・横浜写真・芸術写真 (視覚文化叢書)』(図書館=702.16//SA85//5640 〔研究室貸出中〕)
- その他参考文献については、講義中に指示する。