2009-06-15 第8回 09芸術学1A/芸術学概論/芸術学I 告知 展覧会紹介:京都精華大学情報館 特別対談会『林丈二の視点』 6月18日(木)18:00〜20:00 場所:京都精華大学情報館1階メディアセンターホール 対談者:林丈二 (イラストレーター、エッセイスト) 、佐藤守弘(京都精華大学デザイン学部准教授) 講義 文化と表象の制度 イコノグラフィとイコノロジー イコノロジー(図像解釈学)=絵画や彫刻などの芸術作品を読み解くことによりその背後にある意味内容と歴史的意識を探求していく研究方法。 イコノロジーの三段階 自然的主題(かたちの分析) 事実的主題 表現的主題 慣習的主題(イコノグラフィ上の分析) 本質的意味(イコノロジーによる解釈) パノフスキーによる記述:ブロンツィーノ《逸楽の暴露》について(http://www.nationalgallery.org.uk/cgi-bin/WebObjects.dll/CollectionPublisher.woa/wa/largeImage?workNumber=NG651&collectionPublisherSection=work) E・パノフスキー『イコノロジー研究〈上〉 (ちくま学芸文庫)』 ロラン・バルトの「神話学」=文化記号学 フェルディナン・ド・ソシュールと記号学 記号表現(シニフィアン)と記号内容(シニフィエ) 外示(デノテーション)と共示(コノテーション) ロラン・バルト『現代社会の神話―1957 (ロラン・バルト著作集 3)』 二重の記号体系:「薔薇」という記号は、「bara」という音(シニフィアン)と「茎に棘があって、複雑な花弁を持つ植物」という概念(シニフィエ)から成り立つが、その「薔薇」という(喋られた/書かれた)記号自体がシニフィアンとなって、たとえば「情熱」というメタ・レヴェルでのシニフィエを指す場合。 トイレ・サインの文化記号論 記号の有徴性/無徴性 記号と性差(ジェンダー) 🚽186 Funny Bathroom Signs From Around The World