講義
MODS & KAISER CHEIFS LONDON CLOSING CEREMONY 2012
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- ストリートの戦術――流用とブリコラージュ
- 消費者による生産
- 流用(アプロプリエーション)、転用(コンヴァージョン)、カスタマイズ、DIY(Do It Yourself)、レディ・メイド、リサイクル、リミックス、マッシュ・アップ、二次創作、MAD、モノマネ、替え歌、……
- ミシェル・ド・セルトー『日常的実践のポイエティーク (ちくま学芸文庫)』
- 「拡張主義敵で中央集権的な、合理化された生産、騒々しく、見世物的な生産にたいして、もうひとつの生産が呼応している。「消費」と形容されている生産が。こちらのほうの生産は、さまざまな策略を弄しながら、あちこちに点在し、いたるところに紛れ込んでいるけれども、ひっそりと声もたてず、なかば不可視のものである。なぜならそれは固有の生産物によってみずからを表わさず、支配的な経済体制によって押しつけれられたさまざまな生産をどう使いこなすかによっておのれを表わすからだ」。
- 「使用者たちは、支配的文化のエコノミーのただなかで、そのエコノミーを相手に「ブリコラージュ」をおこない、その法則を、自分たちの利益にかない、自分たちだけの規則にしたがう法則に変えるべく、細々とした無数の変化をくわいているのではないか、ということだ」。
- ブリコラージュ楽器による音楽
- 多義的な場としてのストリート
- ストリートとヴァナキュラー
- 考現学:今和次郎&吉田謙吉を中心とした都市の細部、痕跡を「採集」する行為
- 今和次郎の民家研究と採集
- 「建築外の建築」
- 「このような建築外の建築――人間がそのいる場所に、無意識のうちに築いている、いろいろな跡、すなわちいろいろなものをとり散らかしている有様そのまま――に厳密な態度で注意を突進めると、人間の動作の源泉の真理を考えることになる(「土間の研究図」)
- 建築への「空間」的視座
- バラック装飾社=自生する建造物
- 考現学採集
- 「動物学者や植物学者が動物や植物に対してもつ態度と、われわれがわれわれの対象たる文化人に向けるのと変わりがないのである。考古学の態度と照らしてみると、それは遺物遺跡にたいする心境である。街のショーウィンドーの品物を歴史博物館の陳列品と同列に見るのである」。
- 『今和次郎 採集講義』
- 超芸術トマソンから路上観察学へ