2022-01-01から1年間の記事一覧

芸術学特論2 第2回

展覧会紹介(東京) ゲルハルト・リヒター展(東京展終了、豊田市美に巡回) 装いの力―異性装の日本史|渋谷区立松濤美術館 東京都写真美術館 写真集紹介 渡邊耕一:Moving Plants 渡邊 耕一|青幻舎 SEIGENSHA Art Publishing, Inc. 私の写真 Morihiro Sato…

美学芸術学基礎演習 第1回

イントロダクション 講師の自己紹介 佐藤守弘 専門:視覚文化&メディア論 佐藤守弘の経歴・業績 講義情報 講義情報ウェブサイト(ブログ)について 演習の目的 演習の予定 講義 研究領域とは? 研究領域=discipline 英語「discipline」の意味・使い方・読…

デザイン論特講 講義概要

デザイン論特講3 講義の進め方 1. イントロダクション:メディア、イメージ、視覚文化 2. 「文化」を理解する:記号、表象、コンテクスト 3. サブカルチャーから文化を考える 4. ストリートの戦術:流用・転用・ブリコラージュ 5. ヴァナキュラー・デザイン…

日本の芸術2 第1回

イントロダクション シラバス:日本の芸術2 講義概要 - 佐藤守弘の講義情報 講義 「文化 culture」とは一体なにか? 「芸術 art」と「文化 culture」:その意味の変遷 レイモンド・ウィリアムズ『完訳 キーワード辞典 (平凡社ライブラリー)』(資料参照) 言…

芸術学特論2 第1回

イントロダクション 講師の自己紹介 佐藤守弘 専門:視覚文化&メディア論 佐藤守弘の経歴・業績 講義情報 講義情報ウェブサイト(ブログ)について 講義概要:芸術学特論2 講義概要 - 佐藤守弘の講義情報 講義の目的 内容の予定 評価について 質問、コメン…

日本の芸術2 講義概要

日本の芸術2 担当講師 佐藤守弘 佐藤守弘の経歴・業績 高橋千晶 高橋 千晶 (Chiaki Takahashi) - マイポータル - researchmap 舩木理悠 舩木 理悠 (Rieux Funaki) - マイポータル - researchmap 同志社大学 シラバス検索/検索結果/日本の芸術2 講義概要 …

芸術学特論2 講義概要

芸術学特論(2) 講義概要 同志社大学 シラバス検索/検索結果/芸術学特論(2) 写真と複製技術 1839年に発表された写真術という新たな技術は,人の視覚の様態を根底から覆した。映画,テレビ,コピー,さらにはデジタル・カメラやデジタル・ビデオにいた…

人類のビオトープ——風景とアントロポクラシー

佐藤守弘「人類のビオトープ——風景とアントロポクラシー」 日本記号学会第42回大会:記号論の行方——モビリティ・人新世・ケア セッション2:人新世の風景 要旨 美術史家E・パノフスキーは、幾何学的遠近法を生みだしたルネサンス期をアントロポクラシー Anth…

芸術学集中講義 3日目

映像9, 19世紀の視覚文化——鉄道・パノラマ・ミュージアム 19世紀視覚文化年表 1753 大英博物館開館 1791 ベンサム、パノプティコンを考案 1793 ルーヴル美術館開館 1794 バーカー、レスター・スクウェアにパノラマ館を開く 1798 パリ産業博覧会 1811 tourism…

芸術学集中講義 二日目

朝のミーティング ヴァナキュラー建築としてのタイルとホコラ タイルホコラツーリズム ――信仰を観光する 中村 裕太(美術家)|Column|AMeeT 谷本研+中村裕太、タイルとホコラとツーリズム 村上紀夫『京都地蔵盆の歴史』 《三条油小路町西側町並絵巻》 す…

芸術学集中講義 初日

イントロダクション 講師の自己紹介 教員紹介|美学芸術学科|同志社大学 文学部/文学研究科 佐藤守弘の経歴・業績 報告書『UNPOPULAR POP 脱マスメディア時代のポップカルチャー リモート講義と講義情報について シラバス(改訂版) 1日目 イントロダクシ…

写真論2 第8回

講義 プリクラとSNSセルフィ:デジタル写真と日本のポピュラー文化 1, プリクラのなかの〈自我〉 プリントシール機20年史 アナトール・ジョセホと「フォトマトン」 (1925) American Photobooth アイコン=インデックス的記号としての写真 アイコン的記号=…

写真論2 第7回

遺影写真:痕跡と記憶 肖像の〈遺影化〉の儀礼 観者が像主に愛情、尊敬などの感情を抱いていることを表明していること→肖像の〈遺影化〉の儀礼 明治天皇の肖像写真=「御真影」 写真の「物神化」(フェティッシュ化) 多木浩二『天皇の肖像 (岩波現代文庫)』…

芸術学概論(1) 第15回 

講義 ジャズのモダニズム:アヴァンギャルドからポストモダンへ エレクトリック・ジャズ(クロスオーヴァー/フュージョン) マイルス・デイヴィス《ジンバブエ》, 『アガルタ』 Miles Davis Live Electric and Brutal @ Berlin 1973 - YouTube ウェザー・リ…

芸術学特論(1) 第15回

講義 広告という視覚文化 広告=受容者の未来の行動を指示するイメージ 「広告の目的は、見る者の現実の生活に対して最大限の不満を抱かせようとするものである。その社会の生活様式への不満ではなく、自分自身の生活への不満である。この商品を買えばあなた…

写真論2 第6回

講義 遺影写真:痕跡と記憶 遺影写真の三条件 肖像であること→イメージの再現的機能 像主が既に死去していること→指示対象の不在 観者が像主に愛情、尊敬などの感情を抱いていることを表明していること→肖像の〈遺影化〉の儀礼 明治天皇の肖像写真=「御真影…

芸術学概論(1) 第14回

音楽のモダニズム 「〔19世紀以来の近代資本主義の文化的表現〕では、制度や慣習がどうであれ、私は自分をこのように表現するという、近代的な主体の表現としての芸術が目指される。〔…〕それにあたって、〔…〕絵画は絵画に固有のランゲージ、音楽は音楽に固…

芸術学特論(1) 第14回

講義 広告という視覚文化 「欲求need」と「欲望desire」のちがい 「欲求は満足することができる。でも欲望は、決して満足しない。そして人間の活動は、そのほとんどがこうした「満たされない欲望」のうえに成立している。僕たちは自分の抱えた欲望を、そのつ…

写真論2 第5回

講義 文化生産の変容:複製技術と作者 写真と録音=機械的複製技術 「技術的複製によってオリジナルは受容者のほうに歩み寄ることができるようになる――写真というかたちであれ、あるいはレコードというかたちであれ。大聖堂はその場所を離れ、芸術愛好家のア…

芸術学概論(1) 第13回

講義 近代における「芸術」概念 「〔19世紀以来の近代資本主義の文化的表現〕では、制度や慣習がどうであれ、私は自分をこのように表現するという、近代的な主体の表現としての芸術が目指される。〔…〕それにあたって、〔…〕絵画は絵画に固有のランゲージ、…

芸術学特論(1) 第13回

講義 ロラン・バルトと文化記号学 神話学:外示(デノテーション)と共示(コノテーション):もとはルイ・イェルムスレウの考え ロラン・バルト「映像の修辞学」『第三の意味―映像と演劇と音楽と』:パンザーニ社の広告の分析 二重の記号体系:「薔薇」とい…

写真論2 第4回

講義 複製技術論 複製技術としての写真 美術作品と複製 ヴァルター・ベンヤミン「複製技術時代の芸術作品」(『ベンヤミン「複製技術時代の芸術作品」精読 (岩波現代文庫)』などに所収) 芸術作品=「いま・ここ」の一回性→「アウラ(霊気)」の根源 機械的…

芸術学概論 第12回

補足:名所と風景 柄谷行人「風景の発見」(『定本 日本近代文学の起源 (岩波現代文庫)』) 王朝文化への憧れ | 承天閣美術館 | 臨済宗相国寺派 蔦の細道 - Wikipedia 講義 「芸術/アート」とはなにか? げい‐じゅつ【芸術】:『広辞苑』の定義 [後漢書孝…

芸術学特論(1) 第12回

講義 ソシュールと記号学 ランガージュ/ラング/パロール シニフィアン(記号表現=意味するもの)とシニフィエ(記号内容=意味されるもの) 言語記号の恣意性 恣意的記号と有契的記号の差→シンボル的記号vsアイコン的記号/インデックス的記号 世界を分節…

写真論2 第3回

講義 ウィリアム・ヘンリー・フォックス・トルボット Henry Fox Talbot - Wikipedia The Fox Talbot Museum at Lacock | National Trust Google マップ https://www.metmuseum.org/toah/hd/tlbt/hd_tlbt.htm Sun pictures: Henry Fox Talbot and the first p…

芸術学概論 第11回

講義 イメージを「読む」 物語とイメージ:『伊勢物語』と「八つ橋」 尾形光琳の3つの八つ橋/かきつばた C0001845 伊勢物語図 - 東京国立博物館 画像検索 https://www.metmuseum.org/art/collection/search/39664 燕子花図|根津美術館 昔、男ありけり。そ…

英書講読 第11回

参考映像 三本杉海岸の日没 - YouTube 日没!反薄明光線あらわる - YouTube

芸術学特論(1) 第11回

お知らせ 学校で版画を彫る ―『学校で地域を紡ぐ』2刷記念オンライン・トークイベント― - YouTube 大正イマジュリィ学会第19回全国大会第2部 講義 文化と記号 同一の文化に属する者たちは、一連の概念、イメージ、思想——それによって、世界について考えたり…

写真論2 第2回

講義 複製技術とはなにか? 複製技術とメディア 機械的複製技術(Mechanical Reproduction) ヴァルター・ベンヤミン「複製技術時代の芸術作品」(1936) 複製技術の歴史 1839:写真術(ダゲールによるダゲレオタイプ) 1841:ネガ=ポジ法(トルボットによる…

芸術学概論(1) 第10回

講義 絵画と表象システム:幾何学的遠近法 遠近法=二次元の画面上で、三次元(空間)を表す「さまざま」な仕方:一つではない 近代以前の日本における遠近の表し方=画面内での上下が奥行きとして読まれる 岸文和『江戸の遠近法―浮絵の視覚』 浮世絵とジャ…


https://satow-morihiro.hatenablog.com/


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19年度前期芸術学A視覚文化論デザイン論特講1デザイン理論特講(大学院)/a> 講演、特別講義など

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